流通のマージン

リビングの引き戸を開け閉めするとひっかかるようになったので、扉をはずしてみたところ、下部の戸車（ローラー部品）が壊れていることがわかりました。同じものが売られていないかとホームセンターで探してみたのですが、標準品ではないようで見つかりませんでした。次なる頼みの綱はインターネット。旦那がいろいろ探しまくり、製造元と思われるところのサイトと、それを販売している業者サイトを見つけてくれました。2cm×3cm×5cm程度の大きさの部品で、１個680円也。ネットで注文すると、500円の送料がかかります。「680円のものを買うのに500円の送料払うのはばからしい」と思って、ホームセンターに同じものを探して取り寄せてくれないかと依頼したところ、5日ほど経った今日連絡がありました。
「お探しの部品、やっと見つかりました。一つ3085円です。ご注文されますか？」
はい？3085円？　1個680円の品が？
一瞬、ホームセンターが違うもん探してきたんじゃないかと疑いましたが、どうやらそうではないようです。どうしてそんな値段になるのか確認したら「間に２つほど業者が入っていて、うちに入ってくる段階で定価が上がってしまうんですよ。うちはほとんど利益とってないんですけどねぇ」だそうです。どこまでホントの言い訳なのかわかりませんが、びっくりしました。間に業者が２つ入って、値段が4倍に跳ね上がる。これ流通業界の常識なんでしょうかね。500円の送料をけちった自分の愚かさを知りました。でもいい勉強になりました。
「せっかく探していただいたのですが、その値段には納得できません」
と伝えたところ、ホームセンターのおばちゃん曰く
「インターネットでお取り寄せなさったほうがいいですよね」
あんたに言われんでもそうするわっ。