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日記コーナー
ひな菊とペパーミント
仕事でおつきあいのある方に野中柊さんという作家さんを紹介していただきました。たくさん書かれている方なので、どれを読もうかと迷いましたが、タイトルが目を引いた『ひな菊とペパーミント』を読んでみました。
女子中学生が主人公で、思春期初めの女の子の心境が、フレッシュに描かれていてさわやかな一作でした。ガキっぽい男子には団結して闘う一方で、カッコいい男の子はその他大勢のガキとは別の生き物として認識している女の子の視点が面白いです。このお話に出てくる女の子たちは、つるんでいるかと思えば、親友にも言えない秘密もちゃんともっていて、お互いの秘密は秘密として認めてあげる、なかなか「出来た女の子」たちです。そのあたりがメルヘンだなぁ
女の子もかわいいんだけど、このお話に出てくる男の子たちがそれに輪をかけてかわいい。学校のアイドル的な二人の美少年もいいんだけど、私は主人公(結花ちゃん)と同じクッキング部の柴崎くんがキュートでたまりませんでした。和菓子屋の跡取り息子なんだけど、洋菓子職人になろうとしている柴崎君。その理由は、和菓子より洋菓子の方が女の子にもてるから(笑)でも彼女なんてほしくない。彼はパリのシャンゼリゼにケーキの店を構えてパツキン・ブルーアイズのお人形みたいにかわいいパリジェンヌと電撃結婚し、美形の娘を三人くらい持って、そのうちの一人はスーパーモデルか芸能人になる、という夢を持っています。こんなキュートな男の子、メルヘンだなぁ
他にも素敵な人たちが登場します。野良猫のように自由に生きるには、よほど性根を据えなければ無理という結花のママと、孫が連れてきた女の子を理由も聞かずに泊めてあげる小川君のおばあちゃんがかっこいい。ただ一つ気がかりなのは結花と道夫くんはどうなっちゃうの・・・?
女子中学生が主人公で、思春期初めの女の子の心境が、フレッシュに描かれていてさわやかな一作でした。ガキっぽい男子には団結して闘う一方で、カッコいい男の子はその他大勢のガキとは別の生き物として認識している女の子の視点が面白いです。このお話に出てくる女の子たちは、つるんでいるかと思えば、親友にも言えない秘密もちゃんともっていて、お互いの秘密は秘密として認めてあげる、なかなか「出来た女の子」たちです。そのあたりがメルヘンだなぁ


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