青虫観察記

 １０日ほど前、玄関先のアボカドの木に数匹の青虫を発見しました。バラの木がなんだかわからない虫の被害にあったばかりなので、こやつらも害虫かと思い、アボカドから遠ざけたのですが、１匹だけ観察してみようと残しておきました。あわよくばこの夏の自由研究に
それがこの子です↓　移動してもわかるように背中に油性ペンでマーキングしておきました。

（６月７日）

しばらく観察していると、ちょっと面白い結果がでました。
青虫はいつも同じ位置にいたのですが、じっとしていたわけではなく、食事中は違う葉っぱに移動しているのです。比較的固くて安定感があり雨もよけられる葉がベッドルーム（リーフ？）、柔らかい葉っぱがダイニングルーム、と使い分けているようです。寝床には何やら白っぽいものをつけてマークしているようです。それでダイニングリーフに移動しても、ちゃんと元のベッドリーフにもどってこられるのではないかしら。

（６月１０日）

６月１１日は夜中から未明にかけて激しい雨が降りました。青虫の安否が心配されましたが、ちゃんといました。大雨にも耐えられるような葉っぱに移動していました。自分の体も大きくなっているので、引っ越し時だったのかもしれません。新しいベッドルームは前のものより頑丈で大きいです。



（６月１２日）

だんだんこの子がかわいく見えてきました。事実かわいい表情なんですよ～。どこか目だかわかんないけど。たまに黄色い角もだします。
　　
（６月１６日）
左：ダイニングルームに移動中　　中：食事中　　右：出すものもたくさん（ドーナツみたいなくぼみがあるフンです）

この子の生態を調べようと、まずはこの子が何者であるかを調べました。幼虫図鑑（開くと、いきなりかなり気持ち悪い幼虫のアップがでますのでご注意を）で画像を検索したところ、この子は「アオスジアゲハ」の幼虫だろうと判明。アオイちゃんと名付けました

アオイちゃんがベッドルームに戻るしくみを解明するために、そろそろ実験を始めようと思った矢先、なんと肝心のアオイちゃんが行方不明に！！
今朝息子が登校するときにはまだいたらしいのですが、一体どこへ行ってしまったのか。朝から何度もアボカドの木を調べているのですが、いまだ発見できません。散々カメラむけてるんで、嫌になって逃げちゃったのかなぁ。それにしてもあんな小さな体でどこへ？ちゃんと食べてるのかなぁ。雨宿りしてるのかなぁ。猫とかに苛められてないかなぁ。自由研究のネタがなくなった残念よりも、アオイちゃんの安否が心配でなりません

ネットでは「謎の失踪事件から戻ってきた青虫（アオイちゃんの仲間）」も報告されていますから、まだ希望は持ってます。アオイちゃん、カムバック～！