罰ゲーム？！

友チョコつくりに精を出す娘を横目に、はたと閃くものがありました。

それはチリペッパー入りのチョコレートを作ること。

以前テレビでショコラという映画を見ました。古い田舎町にある母娘がやってきてチョコレートショップを開きます。田舎ではそんな店は珍しく、地の人々は遠巻きに母娘の店の様子を窺っていますが、店に並ぶさまざまなチョコレートに魅せられて、次第に店を訪れるようになり……という展開だったと思うのですが、ストーリーそのものはよく覚えていません。でも一つだけ記憶に焼きついたものがあります。それが母娘の店に売られていた「チリペッパー入りのチョコレート」。世の中にはそんなものがあるんだ？！と新鮮な驚きでした。それ以来、チリペッパー入りのチョコレートが食べたくて食べたくて。ついにそれを手に入れたのは２年前のことです。京橋に明治製菓のチョコレートカフェという店があるのですが、そこで定常的に売られていました。買い求めて食べてみると、ほんのりチリの香りがしたのを覚えています。
そこ以外で見たことはなく、それ以来口にすることはありませんでした。そこで（近場に）ないなら作っちゃおう、と思い立ったわけです。
という経緯で作ってみました。チリペッパーって要はトウガラシ。家に「一味唐辛子」があったので、チョコレートにこれでもかとばかりにおもいっきり一味を振りかけて混ぜてみました。折角だから他のスパイスも試しちゃおうと思って、ミルクチョコレートにブラックペッパーを、ホワイトチョコレートにガラムマサラを混ぜてみました。
さて、問題のお味の方は……。私の味覚では、結構いけます。最初は甘さが勝って香辛料の香りも味もあまり感じないのですが、チョコレートが溶けた後に、香りと辛みが残ります。ホワイトチョコレートの方も、同じく後から香辛料が香ります。これぞ大人のチョコレート、大成功じゃん！！
お友達に試食してもらったら、「おいしいけど、辛さが後からくるね。（辛みが）喉にはりつく。軽い罰ゲームですか」と感想をいただきました。軽い罰ゲームかぁ。新たな道が開けた気がします（苦笑）