miruwog
日記コーナー
ハンドパワー
手術を受けるに当たって気になったのは「局所麻酔」か「全身麻酔」か。意識があって、メスが迫ってくるのが目に見えたら怖いじゃないですか。全身麻酔なら眠ってる間に全部終わっちゃうから、恐怖も傷みも感じなくていいなぁ。でもそのまま意識が戻って来なかったらどうしよう。なんてあれこれ考えていたのですが、友人が知り合いの眼科医から聞いてきた話によると、局所か全身かはその先生の趣味らしい(ほんとかよ……)。で、私の主治医の先生の趣味というか方針は、「子どもと若い男性は全身」「それ以外は局所」だそうです。若い男性は筋肉の反射が大きいから、局所麻酔だとやりにくいんだそうです。「それ以外」に当たる私は局所麻酔で手術を受けることになりました。
さて、いよいよ手術の時がやってきました。「顎の付け根」と「目じりの横あたり」と「目の下」。計3個所に麻酔薬を注射しましたが、最後のが痛いのなんの。しかしその後、それを上回る強烈な痛みが……。目をどうされたのかは分りませんが、何かを差し込まれたような強烈な痛みに襲われました。麻酔が効いているであろうにも関わらず(泣)
前置きが長くなりましたが、ここからが本日のテーマです。
うっ~っと痛みに耐えていたその時でした。看護師さんが手を握ってくれたんですよ。心の芯から温まるような、温かい手でした。その瞬間、ふっと痛みが和らいだように感じました。意識が手の方にいって、目の痛みを忘れられたのかもしれませんが、看護師さんの手がどれほど心強くありがかたったことか。あの手のぬくもりを生涯忘れたくないと思いました。人の手の力を実感した、貴重な体験でした。
それからは目をいじられている感覚はありましたが、最初に感じたような強烈な痛みはなく、40~50分で手術は終わりました。ちなみに「メスが迫ってくる」のは見えませんでした。時折目になにか水のようなものをかけられているのが見え、それはちょっと幻想的な光景でした。
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