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ドラマ考 ~OLにっぽん~

「観月ありさ主演、阿部サダヲ共演」(どっちも大好き)というだけで、内容はあまり期待せずに見始めたドラマですが、なかなか面白いです。舞台はとある会社の総務課。総務課の仕事を中国にアウトソーシングしたら、人件費を79%節約できると算出され、正社員達がリストラの危機に。どうする日本人?!「アウトソーシングの波に翻弄されながら、自分の生き方を見つめ直していく、働く女性の、バトルあり、笑いあり、涙ありで描く、エンターテイメントドラマ」(公式サイトより)だそうです。「アウトソーシング」「ライバルはスキルが高く人件費が安い中国人」というテーマは、民放のトレンディドラマでは斬新な試みではないでしょうか。新しい切り口でOLドラマを描いているところが面白いと思います。
中国からやって来た二人の女性研修生達(張琳・楊洋)は、がむしゃらに仕事を覚えます。彼女達の小さな肩には、何人もの親族の生活がかかっているのでしょうね。そのうちの一人張さん(タン・ジャースー)は湖南省の農村の出身で、両親は必死で働いて彼女を大学まで進学させ、親戚中に借金をして彼女の日本への渡航費用を捻出した、という設定です。
以前NHKのドキュメンタリーで、中国の「農民工」の姿を観ました。カメラは娘を大学に進学させるために都会に出稼ぎにいく父親と息子の姿を追いかけていました(その家は一人っ子ではなく、母親はいなかったように思います)。彼らは日雇いの仕事をしていましたが、仕事が減って娘の学費を稼ぐのが困難になると、息子の嫁まで出稼ぎに出ることになりました。息子夫婦には1歳になるかならないかの赤ん坊がいます。その子を嫁の実家に預けて行くのです。彼らが故郷に帰って来られるのは一年に一度、春節(2月初旬の1週間の休日)の時期だけです。彼らが娘のためにここまでするのは、娘の大学進学だけが、一家が貧しさから抜け出す唯一の方法だからです。
ドラマに描かれている中国人は多少なりともステレオタイプ化されているのでしょうが、張さんの設定には、この娘の姿が重なって見えました。島子(観月)に「どうしてそんなに頑張れるの?」と聞かれた張さんが「両親のため」と答えるのも納得です。トレンディドラマにしてはなかなかリアルじゃないですか、と思いきや……、みんなで力を合わせて作った資料がのデータが停電でデータが消えちゃった。HDDにコーヒーこぼしてHDDも壊れちゃった。これはあり得ないでしょ?!大事なものはバックアップとるでしょ。データはサーバーに入れるでしょ。なんて突っ込んでもとにかく修復しなければならない。総務課一同を夜中に召集。飲み屋で一杯やってる課員まで会社に連れ戻して、クビにしたバイト中の張さんも連れて来て、徹夜であたふたと復旧作業。「IT業界がこんなだと思われるのはかなわんなぁ」と旦那が申しておりました(苦笑) ところで関西弁を話す部長役の浅野ゆう子が秋野暢子に見えるのは何故?

さて今夜はその三回目。島子は部長からリストラ係に任命されてしまいます。どうする島子?!今夜はお手並み拝見です。
 

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