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日記コーナー
一流の脳
なにげなく新聞のテレビ欄を見ていたら、「プロ100人の脳活用法 イチロー宮崎駿も実践 やる気こうすれば出る ひらめき術」という文字が目にとまりました。これは観なければ!!
毎週火曜日の夜10時からNHKで『プロフェッショナル 仕事の流儀』という番組を放映していますが、今夜はそのスペシャル『プロに学べ!脳活用スペシャル』でした。進行役の茂木健一郎さん(脳科学者)が、これまでに番組に登場した100人のプロフェッショナルの脳の働きを分析し、そこに共通するものを見出したということです。脳には色々な働きがありますが、番組ではその中から「ひらめき」「プレッシャー克服」「モチベーション」の三つに焦点を当て、その極意が判り易く紹介されていました。興味があるテーマだったので、最初から最後まで画面にくぎ付けでした。少なくともその45分間は、私の脳も活性化されていたことでしょう(笑)
「ひらめきの極意」
①とことん考えてから寝る
考えている最中は、これまでの経験や知識が頭の中にぐちゃぐちゃに入り乱れているそうです。とことん考えてから寝ると、寝ている間にそれが脳内で整理され、起きた時にひらめくことがあるんだそうです。一朝一夕にはできないかもしれませんが、習慣化することで、脳が「寝ている間に情報を整理する」ということを覚えてくれるのかもしれませんね。
②考える場所を選ぶ
お風呂の中、トイレの中とかでひらめく人が結構いるそうです。「アイデアが外からの情報に邪魔されない場所」を選ぶ必要があるようです。それはリラックスできる場所ということです。「ひらめきはある程度情報を遮断した場所で生まれる」と茂木先生がおっしゃってました。
「プレッシャー克服法」
①苦しい時にもあえて笑う
「笑顔」(口角を上げる)が脳をポジティブにするそうです。行き詰ってどうしようもない時、「もう笑うしかない」って言うことありませんか。あれ、結構理に適っているのかも。
②スイッチをいれるための「決まり事」をもつ
「プレッシャーを跳ね退ける」=「脳がやるべきことに集中している状態」だそうです。多くのプロフェッショナル達が「スイッチを入れる」という言葉を口にしています。どうすればスイッチを入れられるのか。それには「決まった行動」(何かしら体を動かす)が有効だそうです。イチローが「球場入りした後、淡々とウォーミングアップメニューをこなし、バッターボックスでバットを垂直に構える」のは、彼の「スイッチを入れるための決まり事」だと、茂木先生は分析されていました。これも習慣化することで、それが集中モードへのスイッチなんだと、脳が覚えてくれるんしょうね。
「モチベーションを上げる」
①あこがれの人を持つ
目標とする人を見ることで、脳内の「ミラーニューロン」という物質が反応し、その人と同じように振る舞うようになるそうです。あるお医者さんが、困難な状況に直面した時、「〇〇先生(師匠)ならどうするかな」と考えると話していたのが印象的でした。身の回りは嫌な奴ばっかり、という場合もあるかもしれませんが、どんな人にも一つくらいはいいところがある。そこに注目しましょう。脳は注目した情報を処理するのだと、これも茂木先生の弁です。
②小さな成功体験を大切にする
花美師の野村陽一さんは「五重芯」という究極の花火を完成させるまでに、十九年間かかったそうです。その間の小さな成功が、彼のモチベーションを支えたのだと、茂木先生がしみじみ語っておられました。一流のプロフェッショナル達は、小さな成功を積み上げて、大きな何かを成し遂げていくんですね。大きな成功は小さな成功を積み上げた結果なんですね。
概要は公式サイトにも紹介されていますので、ご興味のある方はご覧ください。再放送は10/28(火)AM1:10~です(月曜深夜)。
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